川合玉堂画伯が描く「田鶴」はとてもお勧めの作品です。一見何気ない田んぼに鶴がいる風景しかし、右上に喜寿(㐂寿)の文字が・・・田んぼのあぜ道がなんと数字の七十七になっています。玉堂画伯がこの作品を初めて描いた時、誰もその意味がわかってくれなくてガッカリしていたところあるお寺の小僧さんが、気づいたそうです。一休さんみたいなトンチがきくお坊さんがいたのですね。先生はとても喜んでその作品を進呈されたと伝えられています。青梅に川合玉堂美術館があります。川沿いの自然豊かな素敵な場所です。岐阜出身の先生が、晩年に武蔵野の景色に魅力されてこの地にアトリエを構えて数多くの山村風景を描きその時代にこの「田鶴」も制作されたと思われます。さて代表作「彩雨」この作品のある部分が玉堂作品価格に大変な影響を与えることになりました・・・さて?今後のブログにその答えを書きたいと思います。