歌舞伎座で開催中の十二月大歌舞伎を見に行って来ました。ご存知の方も多いと思いますが、急に歌舞伎が見たい・・・その要望に答えてくれる「幕見席」があり、今回も一幕90分の演目へ以前は一時間以上前に購入して、開演までぶらぶらと時間潰しが大変でしたが前日にネット☆購入☆これはとても便利で行きやすくなりました。今回の演目は「あらしのよるに」絵本を原作に2015年に初演された新歌舞伎で狼とヤギとの奇跡的な友情を育んでいく魅力溢れる物語古典歌舞伎の技法と現代風な演出がうまくマッチして、コミカルなアレンジも素晴らしくあっという間の90分で、とても楽しいお芝居を堪能しました。主演の中村獅童さんの演技は、時に荒々しく、時に面白く、会場の皆さんを引き寄せこれは歌舞伎ファンは増えていくな・・・と。今回は獅童さんの二人の息子さんも舞台で共演、可愛い!私が歌舞伎を初めて見たのは、京都の南座での「吉例顔見世興行」12月に開催される、歌舞伎界のオールスターゲームみたいな名役者勢揃い当時、表具店で修行中でなんとなく「歌舞伎」見てみようと超初心者が見た演目が「寺小屋」これが衝撃的なストーリーで・・・話が長くなるので・・・一度「菅原伝授手習鑑~寺小屋~」で検索お願いします。一気に歌舞伎ファンになった私ですが高価なチケットは買えず、いつも一番後ろの席!数年後、歌舞伎をもっと近くで見ると本当の良さがわかるからと表具店の奥様が特等席のチケットを購入してくださいました。その情景は今もこころのなかに残っていて、師走になると奥さまの優しさを思い出します。