山林の中をよく見て・・・宇田荻邨(うだ てきそん)画伯作 ~北山杉~明治29年 三重県松坂に生まれ、京都にて画業を学び帝展で入賞を重ねて第7回帝展で帝国美術院賞を受章した。その作品「淀の水車」は代表作の一つとなる。戦後は日展で活躍し京都の大原女や古典的な作風で色鮮やかな洛北風景を描いた。四季の風情を感じさせる人気の図柄 京都北山風景。北山杉の中を よ~く 見ると2羽の小鳥が・・・この小鳥がとても重要なんです。いるのといないのでは、価格に大きく影響が・・・もちろん鳥たちはいてほしいですね。宇田先生が描く 洛北 北山風景は、絵の全体を見て落款(サイン)の筆跡。そして・・・探します・・・鳥たちを。扇の形に描かれた作品は、画面の空間の広がりがあり独創的な演出ですね。また、この扇面を扇子に仕立てたり風情を感じるあしらえをする日本ならではの文化を感じことも・・・金箔地に描かれているので緑の木々の間から 金色がほのかに光ります。朝・昼・夕そして夜、金箔はそれぞれの時でさまざまな色を輝かせます。