東京上野 東京都美術館で開催中の田中一村展へ私達美術商でも取り扱いが少なく、それ程皆さんは関心がないのでは?の予想とは全く違って大反響の展覧会でした。会期終盤なので混雑が心配で事前にチケットを購入して、いざ美術館へ。午前10時過ぎでも大混雑!運よく行列なしで入場出来ましたが幾重にも重なる来場者で作品がゆったりと見れる状況ではない感じでした。今回は展示点数も多いので、おそらく最後の部屋(出口付近)にはまだ皆さんは辿り着かないと思い、一気に移動開始・・・!大成功!まだまだ、ここまで皆さんは辿り着かないようでゆったりと鑑賞できました。今回のメインの作品達は最後の部屋ブルー調の壁面に一堂に展示されていました。作品については、様々な解説を参考に自分の世界感で鑑賞代表作の「アダンの海辺」本当に一度見たかった作品画家の奄美への素敵なおもい画面から伝わりました。美術の仕事目線からは、多くの作品が絹地に描かれている事に注目。絹地は繊細で、一村のような鮮やかな画面に仕上げるの難しいので、、、それを乗り越えてのタッチの素晴らしさに引き込まれました。また、おそらく奄美の美術館が制作された所蔵品の額装裂地がキラキラ光る(合金糸)を用いていて、これはちょっと残念!普通このレベルのコレクションは本金と呼ばれる、ほのかに光る高級裂地を使用するのですが・・と。気になったのは私くらいかな?