人気のテレビ番組「開運なんでも鑑定団」私の母も大好き!ある時、実家で母とこの番組を一緒にみていると作品についてあーだこーだと説明していると、母は全く私の話聞かず、テレビの結果を真剣受けとめていました。一応、私も美術商で「徳さんの鑑定セミナー」も開催しているので「いやいや、これはワイドショーだから・・・」と言っても駄目でした。作品の最終的な鑑定は、所定鑑定人が判断を下します。私達美術商は長年の経験や審美眼で、いわゆる贋作等はほとんどわかりますが鑑定証書の取得には、画家それぞれの公的機関での鑑定が必要になります。鑑定後残念ながら、お客様の所蔵作品が偽物と判断された後に必ず聞かれるワードがあります「何処が違うのですか?」気持ちはよくわかります、長年大切にご所有されていた絵画がどうして・・・!この説明にいつも悩んでいます。偽物ですから全部が違いますが答えですがなかなか全否定は出来ず、サインが、タッチが、絵の具が、、、、と丁寧にお気持ちにそった説明を心がけています。現在多くの画家さんの鑑定を行っているのが東美鑑定評価機構で、東京美術倶楽部内にある信頼のおける鑑定機関です。https://toobi-tocfa.or.jp/美術品の鑑定は色々と難しいことが多いので、個人で判断せず先ずは私達美術商への相談をお勧めします。もちろん、とくなが美術でも承ります。