小野竹喬 画伯 作品 ~額装を外して~明治22年岡山県笠岡市生まれ。14歳で故郷を後にし京都の竹内栖鳳画伯の塾に入門する。明快で簡素な表現で日本の景色の美しさを鮮やかな色彩で描く。昭和51年文化勲章を受章。晩年描いた「奥の細道句抄絵」は代表作となる。本作品 素描「芦ノ湖」は、画伯と親しい方が長年所有されていた作品を縁があってご紹介頂きました。私は小学生の頃、水彩画で色々と絵を描いていましたが、いつも苦労していた記憶が蘇ります・・・しかし、竹喬先生が描くとそのような心配は不要ですね(笑)鉛筆で下絵を描き、水彩で色加えもくもくと湧き上がる雲と静かな湖畔美しい自然を小さな画面に雄大に描いた作品です。額装からちょっと絵を貼っているパネルを ~外してみました~画伯が縦横に線を入れその中に描こうとしていますが、線からはみ出ています・・・筆が目の前で動いているような躍動感ある筆致が伝わります。