富岡鉄斎画伯 「天保九如図」江戸の末期~大正時代に京都を中心に活躍した巨匠で、山水画が多く、歴史的人物の図も描いています。この作品画題「天保九如」は、~ 山、阜、岡、陵、川、月、日、南山、松柏 ~ 九つの瑞祥を画面に描いたサービス満点の中国に伝わる吉祥画題です。♪ めでたい画題 ♪ なので 太陽と月が 同時に出ています。※月は画面 鉄斎のサインの下少し銀色の三日月(わかり難いですが)。このような神秘的で 夢のある秘境の景色を見てみたいですね。富岡鉄斎作品は制作点数は多いですが、贋作(がんさく)が沢山描かれています。鉄斎を見たらまずは偽物と疑って見なさいと先輩から言われていました。画集に載っていれば安心ですが・・・今は富岡鉄斎鑑定委員会が大阪で発足されているので、真贋はそちらで鑑定が出来ます。