白地に金糸が映えます。綺麗で貴品があって、そして絵を引立てます。大変人気があります。竹屋町 裂(きれ): 元和年間(1615年頃)に大阪・堺に来た中国人から技術を得て、中国の金紗(きんしゃ)を真似して京都御所の南 竹屋町で織られた絹織物。日本独自の和製金紗。紗(しゃ): うすぎぬ。細糸で織った軽くて薄い絹織物。または、ひろく目のすいた薄い織物。麻や綿をほぐして、特殊な織り方で目を透かせた絽ロに似た織物。金紗は、紗に金糸を織り込んで縫い付けた文様の裂。~簡単に言うと、白い薄い布に金箔を縫いつけて、金が引き立ち目立つ お洒落な布 ~ 高額な裂(布)なので、掛け軸では一文字と風帯に使われることが多いです。一文字?(これは掛け軸の絵の上下に付いている細長い布)。よく見ると同じ布が縦に2本ぶら下がってます。これが風帯です。掛け軸を見るときには、絵を引立てる布も見て下さい。新たな発見がありますよ。