国立新美術館で開催中の「ナナ展」知人の鉄鋼会社会長でギャラリーD&Sオーナーの松井昭夫さんが書道作品2点出品。今回鉄に書いた一風変わった文字が注目を集めています。「希(まれ)」書いて2年の経過で文字がなんと錆ています。「侘び寂び」の世界ではなく「侘び錆」を演出。書道と言えば和紙+水墨調ですが鉄を用いた斬新な試み。会期前に額装相談を受け、黒調のメタリックをお勧めしました。いい感じに調和して会場でもひときわ目立つ仕上がりとなりました。もう一点「道」。松井さんのこれまでの人生を振り返りその想いを筆に託した躍動的な筆跡です。この額はシルバー調に、書道作品には殆ど使われていませんが、現代風の香りを漂わせるチャレンジ!会場でどう映るか心配でしたが、なかなかの存在感でほっとしました。展覧会後は会社で展示予定と、末長く飾って頂きたいです。